学生コラム

ボランティアとネットワーク

私はゼミでボランティア及び、障がい者理解に重点を置いて活動しています。そのことから、実際に障がい者と会って触れ合う機会が増えました。ゼミに入る前までは、障がい者と触れ合う機会が無く、どのように接するべきなのか等、分からないことばかりでした。しかし、様々な活動を通して触れ合う中で、学ぶことが数多くありました。

活動の一環で、障がい者がアート作品を作成する過程を拝見したのですが、その作業に集中する様子、そして表現しようとする必死さは、障がいの有無に関係なく、作品に込める熱い気持ちを感じました。そして、実際に見なければ分からないことがあると実感しています。これらの活動から、まずは知ってもらうこと、一緒に何かを体験することが、障がい者理解への一番の近道であると感じました。そして、認知されるためにネットワークとリンクさせていく方法を考えています。

情報を伝えるためには、広報が有効です。現代社会においては、ネットワークの普及により、インターネットに接続できる環境があれば、誰でも簡単に情報発信をすることが可能です。その中でもフェイスブックは、広報活動に適しているといえます。自分の知り合いに情報をシェアすることにより、互いに共有することが可能です。しかし、情報発信の容易さの裏側にある、個人情報やプライバシーについても考慮していかなければなりません。その折り合いを上手くつけることがインターネットによる広報に求められていることです。

相手が何を必要としているのかを考えることがボランティアの根底にあることです。そして、どの行為も人と人との繋がりが重要です。身近な人のことを思いやり、自分の出来る範囲で支援することも立派なボランティアだと私は考えます。全てのことに言えることですが、実際に行動を起こしてから初めてわかることがあります。行動するきっかけにネットワークを多用するべきではないでしょうか。

****コメント
研究室に入って半年、ボランティア活動をする中で感じたことをまとめてくれました。

障がい者の方との接し方、何も難しいことはない、普通でいいという大切なことを感じ取ってくれました。

ICTをどう利活用するか、どんなアイデアを考えてくれるか今後を期待したいと思います。