学生コラム

町を知るということ

住んでいる町を知るということは大切なことだ。

これを感じたのは先日、ストリートウォッチングを行った時である。ストリートウォッチングとは小学生と一緒に町を歩きながら、危険な場所を探し、ハザードマップを作るという活動である。この活動で、知っているようで知らない、気づいていないことがたくさんあることに気が付いた。

例えば、細い道に入ると、ブロック塀が多いこと。これらのブロック塀にひびが入っていることが多い。少しのひびでも小学生は見つけることができる。他にも、牛乳屋さんの道路沿いにある牛乳瓶や、積み上げられた空のラックが倒れてくると危険であるということだ。

小学生が危険だと言っている中、私は、ラックは軽いから危険ではないのではと感じた。しかし、よく考えてみると身長があまりない小学生以下の子供、お年寄りにとってはとても脅威になるのではないか、また実際に地震が起きて、このラックが倒れてきたら、道がふさがり避難所へ向かう人は前の道が通れなくなるのではないかと考えるようになった。確かに危険である。

もしかしたらこの道は通れないかもということを頭の片隅にでも入れておくのはとても必要なことだ。

また、ストリートウォッチングで驚いたことがあった。それは、公園が貯水池になっていること、公園内の地図はハザードマップになっていて、危険な場所が記されていることである。公園内のことは近所の人やよく利用する人にとっては必要のないもので、見る人も少ないだろう。

この活動を通して、大丈夫だろうというところこそしっかり見ないといけないと感じた。また、実際に歩いてみないとわからないところがたくさんあるので、自分達の住んでいる地域を歩いてみなければならない。